第十一章 呪われし暗黒の剣

やはり暗黒の剣は存在した。
持った者の暗黒の力を引き出すと言われ、力無き者は剣に支配され発狂し絶命すると言われる、まさに呪われし剣。
暗黒のよろいと共に前大戦で失われたと言われていたが、やはり光側はこの呪われた武具を完全に葬る事は出来なかったのだった。

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いま暗黒の剣は、前大戦の英雄でありフェルナスの父でもある、光の騎士ヴァームによって人里離れた古城に封印されていた。
それを知ったダルディークは、侵攻を四龍の騎士に任せると、ヴァームの古城へと向かった。


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ヴァーム「とうとう来たか」
前大戦の英雄ヴァーム。老いてはいるものの、その眼に英雄の光は失われてはいなかった。
ヴァームはダルディークの前に立ちはだかると、ゆっくりと剣を抜いた。
ダルディーク「暗黒の剣、頂こう」
ヴァーム「この命に代えても、この剣だけは渡さぬ」
ダルディーク「フン、すぐに命を口にする」
ヴァーム「それだけこの剣を守る価値はある」
ダルディーク「つけあがるな。貴様の命、虫ほどの価値もない」
ヴァーム「黙れ! ゆくぞ!!」

(ヴァームと戦闘→勝利)

ヴァーム「グクゥ……」
歳はとっていても、前大戦の英雄であるヴァームは、ダルディークと互角の戦いを繰り広げた。
そこでダルディークは、ただ攻撃を受け流すだけに専念し、戦いを長期戦に持ち込んだ。
互角の勝負を演じていたヴァームも流石に老いには勝てず、次第に息を切らし始めた。
ダルディーク「やはり老いには勝てぬようだな、ヴァーム」
ヴァーム「おのれぇ……」
その時、数人の騎士が部屋の中になだれ込んで来た。

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古城の騎士「ヴァーム様! ここは我々が食い止めます。どうか剣を持ってお逃げ下さい!」
ヴァーム「すまぬ」
ダルディーク「犬の様に逃げるか、ヴァーム! 光の者にしては、随分と卑怯な行動だな」
古城の騎士「黙れ! 私が相手だ! いくぞ!!」

(古城の騎士と戦闘→勝利)

さらにもう一人の騎士が襲ってきた。

(古城の騎士と戦闘→勝利)

ダルディーク「雑魚どもが!」
騎士たちは倒したが、ヴァームの姿は既に無かった。
ダルディーク「フッ……それにしても、親子でよく逃げる奴らだ」
しかし、ヴァームの足取りは、ダルディークの張り巡らしたスパイ網によって、すぐに掴める事になるのだった。