この島では 過去何百年にも渡り 光と闇の戦いが繰り広げられてきた。
時には光が島を支配し また時には闇が支配した。
しかし どちらの支配も永くは続かず 敗れた側は必ず復活し またこの島は戦乱の渦へと巻き込まれていくのだった。
四十年前の戦いでは光が勝利し 現在まで光の支配による人間たちの平和が保たれてきた。
しかし この島の歴史は それを許さないことを語っていた。
そう この島に争いの絶えることは決してないということを………。
すべての記憶を持たない男、ダルディーク。ただあるのは、人間に対する憎しみのみ……。
ダルディーク 「傲慢で偽善に満ちた人間どもめ……すべてを焼き尽くしてやる」
ダルディーク 「美しい。実に美しい島だ」
ダルディーク 「この島は人間には似つかわしくない。我々、闇の者にこそ、この美しさの存在価値があるのだ」
いまこの美しい島が、ダルディークの出現によって戦乱の渦に巻き込まれようとしていた。