リトルマスター ライクバーンの伝説

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■ GAME DATA ■

リトルマスター
『リトルマスター』
メーカー:徳間書店
発売日:1991.04.19
価格:4200円

■ GAME REVIEW ■

『大技林』掲載評価

キャラクタ(3.9/5) 音楽・効果音(3.6/5) お買い得度(3.4/5)
操作性(3.6/5) 熱中度(3.9/5) オリジナリティ(3.7/5) 総合(22.1/30)

RPGの要素をふんだんに盛り込んだシミュレーション。戦闘をしてキャラを育て、シナリオをクリアしていく。戦闘シーンでは各キャラがアニメーションをする。仲間のキャラ同士を合体させ、レベルアップさせることもできる。

■ STORY ■

──むか~し昔のお話しじゃ。ラクナマイト大陸のはずれに、ライナークという豊かな王国があったと。小さい国じゃったが、人々は国王リチャード三世の下で、幸せに暮らしておった。
 ところがじゃ、いつのころからか、ゲザガインという悪者が、自らを悪の帝王と名乗り、ラクナマイト大陸に君臨しようと現れたのじゃ! ゲザガインの恐るべき魔力と、モンスター軍団の前に、ラクナマイト大陸の国々はなすすべもなく制圧されていきおった。
 みるみる戦火は広がり、ついにライナークにもゲザガインの魔の手がのびてきたのじゃ。
 ライナーク王国騎士団は、総出でゲザガイン軍団を迎え撃ったが、圧倒的な敵勢力の前に苦戦を強いられて、被害は広まる一方じゃ……。
 そのとき。一人の若者、リイムは決心したのじゃ。
「ゲザガインは、オレが倒す!」
 リイムはさっそく、ミノタウロスのモーモー・ダイナマイツのほか、力強い仲間をつのって、ゲザガイン討伐隊を組んだ。そうして、彼らはリチャード王の指示を仰ぎにいったのじゃ。
 リチャード王は、彼の腹心であった勇敢なる騎士ライトの息子『リイム』をいとしげに見つめると口を開いた。
王「そうか、行くと申すか……。やはりおぬしの体に流れる父の血が騒ぐのかもしれぬな……。リイム。もうあの小さかった子供ではない……立派な男になったな。その輝く瞳は、おぬしの父、ライトにそっくりであるぞ。」
リイム「ありがとうございます。」
王「よいか。くれぐれも無理をして父のように命を落とすでないぞ。ときには退くも勇気だということを忘れてはならん。おぬしは一人ぼっちではないのだからな。 おぬしを愛する者たちを悲しませるでないぞ。さあリイムよ、ゆくがいい。健闘を祈っておるぞ。」
 ──こうして。一人の勇者『リイム』の伝説が始まったのじゃ。


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